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子宮頸管ポリープ治療

Medical

子宮頸管ポリープ切除術について

不正出血(生理以外の出血)の原因のひとつに「子宮頸管(けいかん)ポリープ」があります。子宮頸管ポリープはほとんどが良性ですが、ごくまれに悪性の場合(約0.5%:異形成も含む)があるため早めに取り除いておくと安心です。スポーツや性交渉による刺激ですぐに出血し、おりものに血がまじるようなら、子宮頸管ポリープを原因のひとつとして疑いましょう。

治療は切除術が一般的

子宮頸管ポリープが見つかったとき、ほとんどがすぐに外来で切除できます。腟から器具を入れてポリープを根本からねじり取ります。痛みはほとんどなく、麻酔をせずに短時間で処置が終わる場合がほとんどです。

子宮頸管ポリープの根部(ポリープと子宮膣部の接合部)が大きい場合には、外来では完全に切除することが難しいため、電気メスを用いて麻酔下で切除をおこないます。この場合は、栃木県立がんセンターなどの高次施設にご紹介とさせて頂きます(安全な手術で手術時間は約15分ほどです)。

切除したポリープの悪性かどうかの検査

切除した子宮頸管ポリープは、悪性の可能性がないかを確かめるために組織検査をおこないます。良性のポリープであれば、半年から1年後くらいの再診となります。

妊娠する前に切除することをお勧めします

妊娠中に子宮頸管ポリープがみつかると、不正出血がなくても妊娠に何かしらの影響を与える恐れがあります。また、妊娠中の切除術は術中出血を伴うことが多く手術を契機に流産・早産となる可能性があるため、よほど悪性を疑う/頻繁な不正出血があり流産・早産の原因となりうる、など緊迫した病状でない限り手術はおこないません。妊娠する前に切除術を受けておくことで、安心して妊娠状態を維持できます。

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