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子宮頸がん検査、子宮体がん検査、卵巣腫瘍検査

Medical

がん検診

子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、最近は比較的若い年齢層にも子宮頸がんがみられるようになりました。子宮がん検診は、がんだけでなく子宮筋腫や卵巣嚢腫などの病気を発見する機会でもあるので、今まで子宮がん検診を受けたことがない人も、ぜひ一度検査を受けましょう。

子宮頸がん

どんなときに受ける?

性交経験が1回でもあれば、子宮頸がん検査は10代でも毎年受けてほしい検査です。

どんな検査?

子宮頸がん(扁平上皮癌)は子宮の入り口付近の子宮頸部の粘膜面に発生するがんで、性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こります。子宮頸がん検診は、子宮頸部の粘膜細胞をこすり取り顕微鏡で調べる検査で、子宮頸がんを早期に発見するのに有用です。また、現在は細胞診のほか、HPV検査も行われるようになりました。
これは、自分が子宮頸がんにかかるリスクがあるかを調べる検査で、自分が子宮頸がんを引き起こしやすいハイリスクタイプのHPVウイルスを持っているかがわかります。

検査の方法は?

内診時に、子宮頸部を専用のブラシでこすり取って細胞を採取します。採取した細胞を顕微鏡で観察して異常の有無を調べます。痛みや出血もほとんどありません。異常を認める場合は、コルポスコープ(膣拡大鏡)を併用し、精密に検査します。当クリニックでは、市の無料がん検診やそこで異常を指摘された方の2次検査としての精密検査、子宮頚部異形成の定期通院、上皮内癌手術後のフォローアップなどもおこなっています。

子宮体がん

どんな人がなりやすいか?

好発年齢は40~60歳代です。肥満・不妊・未経産婦の方に多く、無排卵周期症・卵巣過剰刺激症候群(PCOS)などの既往のある方も多く発症します。また、乳がんでホルモン治療を行っている方はハイリスクとなりますので定期的に子宮体がん検診を受けることをおすすめします。

子宮体がんの症状

初期には疼痛なく、閉経後の不正性器出血が主な症状です。
少量の出血の場合は、褐色から黄色帯下になり子宮内感染を伴うと膿性になります。がんが子宮体部を超え、骨盤内組織に広がると疼痛を伴うことがあります。「閉経したのに不正出血がある」「おりものの量が多い、においが気になる」などの身体に異常を感じた方や「乳がんでホルモン療法を行っている」方は、必ず受診するようにしましょう。

卵巣腫瘍

どんな病気なの?

卵巣は、卵子を蓄えるための女性特有の臓器で、男性の精巣と対になるものです。
また、卵巣は様々な腫瘍ができやすい臓器ともいわれています。卵巣の病気は自覚症状に乏しく、進行してから発見されるケースが少なくありません。そのため、早期発見には、やはり定期検診が欠かせません。
30歳になったら、年に1回は婦人科で検診を受けることをお勧めします。子宮がん検診の際などに、卵巣の超音波診断を受けると、卵巣の腫れの有無もわかり、病気の早期発見につながります。「太ったわけではないのに、最近、下腹部の膨らみが目立つ」「生理の量が急に増えたり、月経痛が強くなった」「最近、便秘や頻尿になった」などの身体に異常を感じたら、必ず受診するようにしましょう。

乳がん(現在、当院ではおこなっておりません)

検査の方法は?

40歳以上の女性に対し、2年に1度、視触診及びマンモグラフィ併用検診を行う」指針が厚生労働省より通知されました。このことから、ほとんどの自治体は、2年に1度の受診を推奨しています。乳がん検診には、問診・視触診とマンモグラフィや超音波(エコー)を用いた検診があります。乳がんかどうか、良性か悪性かの確実な診断をつけるためには、検査や診断を組み合わせておこないます。当クリニックでは市の乳がん検査での触診に加え、超音波を併用し確認しています。
乳がんが疑わしい場合は、細胞診や組織診(生検)を行うことになります。栃木県立がんセンターなどの高次施設にご紹介し、最終的な診断をおこないます。

(2023年5月 追記)当クリニックは開院当時は乳がん検診をおこなっておりましたが、現在は婦人科疾患の患者様が多く乳がん検診に十分な時間がもてないため、乳がん検診はおこなっておりません。

 

 

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