すみれレディースクリニック

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11週までの人工妊娠中絶

Medical

人工妊娠中絶

当クリニックでは、さまざまなご事情で妊娠を継続することができない方へ母体保護法指定医が手術をおこないます。

 

初診~終診までの流れ

初診~術後診察までの流れ

手術代金のお支払いをご確認後、手術をおこないます

手術費用について

妊娠週数(9週未満) 120,000円
妊娠週数(9週~12週未満) 150,000円

※12週以降については娩出方式が異なるため当クリニックでは、お受けすることができません。

同意書のご提出について

*当院で中絶手術をされる場合は、必ず以下の同意書提出が必要となります。

妊娠初期の中絶手術:搔把(そうは)法と吸引法の違いについて

妊娠11週までの初期中絶手術には、掻把法(そうは法)と吸引法があります。
2つの手術法の違いは
・掻把法は、器具(胎盤鉗子など)を使って子宮内容物を摘み取る
・吸引法は、吸引力のある器具(手動、電動)で子宮内容物を吸い取る
上記となります。

2012に年世界保健機構(WHO)が発表した「安全な中絶に関するガイドライン」では掻把法は安全性に問題があることを指摘しています。日本国内においても、吸引法や吸引+掻把法に比較して、掻把法は合併症発症が有意に高かったと報告しています。
これらのことから「人工妊娠中絶をより安全に実施するには、吸引法の幅広い導入が求められる」が提案され、2018年4月より自然流産手術において真空手動吸引(MVA)の使用が保険適応になりました(人工妊娠中絶では自費になります)。
特に感染症予防を目的として真空手動吸引(MVA)は不衛生な医療では推奨されていますが、医療機器の衛生管理が優れている日本国内においては、滅菌処理された医療機器との優劣はないでしょう。

日本産婦人科医会からの報告によると初期中絶手術の術式選択は 6割:掻把法と吸引法を併用、2割:掻把法のみ、2割:吸引法のみ とのことです。
いずれの方法でも手術前に子宮頸管を拡張するための処置は必要です。
当院では、掻把法と吸引法(電動)を併用した術式を選択しています。また現在は、朝に来院されたらお昼頃には退院できるような子宮頸管拡張法や麻酔法を選択しています(開院時~約半年間は、朝に入院し夕方に退院 の麻酔法を選択していました)。

手術前日に子宮頸管拡張をおこなう施設や、麻酔が覚めて歩けるまで7‐8時間かかる麻酔法を選択している施設もあります。術式や麻酔法、子宮頸管拡張に要する時間などは、各クリニックで院長の経験に基づいて「安全で確実な方法」を選択しています。そこにも優劣はありません。私(院長)も勤務医時代は、所属している病院が規定した麻酔法や手術術式に従って処置をおこなっていました。

母体の生命健康を維持することを目的とした「母体保護法」に基づく処置ですので、様式の違いがあっても「母体の健康が第一」であることに違いはありません。
お問い合わせが比較的多い案件ですので、簡素ではありますがご説明申し上げます。

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